毎週金曜日の朝、渋谷で開催している朝活型読書コミュニティ「朝渋」。

6月30日は、『図解 モチベーション大百科』の著者・池田貴将さんをゲストにお招きして、イベントセミナー型の朝読書会を開催しました。

行動心理学のプロである池田さんに、「いかにモチベーションを活用して行動を変えるか」について、お話いただきました。

池田貴将(いけだ・たかまさ)さん
株式会社オープンプラットフォーム 代表取締役。リーダーシップ・行動心理学 研究者。
早稲田大学在学中よりベンチャービジネスの新規事業立ち上げなどに関わり、ビジネスの中での「心理学」の重要性を感じる。成果をもたらす心理学の中で、世界的に有名なアンソニー・ロビンズのトレーニングを受けに渡米。アンソニー・ロビンズの主要トレーニングを修了。大学卒業後、株式会社オープンプラットフォームを設立。起業家・経営者・ビジネスリーダー向けのスクールを主宰。ビジネスの成果を上げる「感情と行動をつくる心理学」と、東洋の「人間力を高める学問」を統合した独自のメソッドが注目を浴び、書籍や雑誌などに数多く取り上げられる。その誠実に学び続ける姿勢と、膨大に蓄積した知識を活かした講座は「専門家」も多く参加するセミナーとして全国で広く知られている。世界で活躍するビジネスリーダーを輩出することをミッションに、全国で活動している。

方法を学ぶことで、モチベーションは上げることができる


ーご出版おめでとうございます。今回「モチベーション大百科」を執筆されたきっかけを教えていただけますか?

モチベーションに対する思い込みを払拭したいと思ったことがきっかけです。

私自身、もともとモチベーションが欠如しているタイプの人間だったため、痛いほど気持ちがわかるのですが、「モチベーションは上げなくてはならないもの」と思い込んでいると、モチベーションが下がることが怖くなってしまい、新しいことに挑戦できなくなります。

過去の自分の経験だけで判断し、モチベーションが下がる行動に対して苦手意識を持ってしまうのは、勿体ないと思います。

苦手なのではなく、適切な方法を知らないだけ。

「モチベーションを上げなくては」とプレッシャーを感じてしまっている人たちに、人間のメカニズムをもとに研究された正しいモチベーションの上げ方を伝えるべく、今回の本を書きました。

「何を求めて、自分は行動しているか」を把握しよう


ー今回の「モチベーション大百科」で書かれている理論の中で、特に覚えておくべき理論はありますか?

42ページに書かれている「6つのニーズ」の話です。
人はそれぞれ「安定感、変化、重要感、つながり、成長、貢献」の内の2つのニーズに基づいて行動しているといわれています。

モチベーションを上げる上では、自分が重要視する2つのニーズを正しく認識することが大切です。
「ストレスがかかった時に、自分は何を求めるか」を考えることで、その2つを見極めることができます。

ちなみに、ストレスがかかる時に、安定感と重要感を求めてしまうと失敗するといわれてます。
ストレスを感じるとはつまり、何か新しい変化を起こさなくてはならないサインが出ているということです。

であるにもかかわらず、「安定感が欲しい」「自分は正しいと思いたい」といった守りの姿勢をとってしまうと、当然ながら壁にぶつかります。

しかし、現状で安定感や重要感を求めてしまっていても、悲観することはありません。
モチベーションを上げ、経験を積んでいくことで、重要視するニーズは次第に変化していきます。

まずは、自分が何を求めて行動しているのかを把握することから始めましょう。

絶対に失敗しないレベルまで行動の単位を細かくする


ーモチベーションはあるにもかかわらず、行動できない人にアドバイスをお願いします。

最近の研究では、「モチベーションが上がってから1時間以内に関連する行動をしなければ、そのモチベーションを維持することはできない」と考えられています。

考えすぎて行動できない人におすすめな方法は、簡単すぎて失敗できない程の難易度まで行動のレベルを落とすことです。
挫折してしまう人ほど、最初から行動のレベルが高かったり、いくつもの行動をセットとして考えたりしていまいがちです。

「次に何のアクションを起こせばいいのかわからない」状態は、行動のサイズが大きすぎるサインといえます。

部屋の掃除ならば、「髪の毛を一本拾うこと」、ジムでの運動ならば、「入口のドアをくぐること」。
このレベルならば、できないという言い訳が出て来ないため、必ず目標を達成することができます。

人間は動いているとその行動を正当化する思考が働き出して楽しくなっていきます。
私も「120秒チャレンジ」と題して、思いついたことを2分以内に行動するように心がけています。

まずは、簡単なレベルで行動するようにしてみましょう。

池田貴将さん、ありがとうございました!

会場提供: BOOK LAB TOKYO

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