渋谷・道玄坂で開催している会員制朝活コミュニティ「朝渋」
5月16日(水)は、こだわりのあるモノを紹介するブログ「monograph」の編集長を担い、この度『人生を変えるモノ選びのルール』を出版された、株式会社drip代表取締役社長の堀口英剛さんをゲストにお招きし、『著者と語る朝渋』を開催しました。

プロフィール

主に男性向けに、日々の小物やガジェット系のこだわりのモノを紹介する「monograph(モノグラフ)」というブログを運営している、堀口英剛と申します。

『monograph』

僕は2011年の大学在学中に「monograph」の前身となるブログを始めました。
当時は埼玉県の小川町という場所に住んでおり、往復5時間かけて毎日通学していたため、「この時間を何かに使えないか」と考えたのがブログを始めたきっかけです。
新卒でヤフー株式会社に就職した後も、複業としてブログを更新し続ける毎日でした。
その後、社会人3年目の2017年に会社を退社し、「株式会社drip」を設立しました。
そして今回、モノへのこだわりとシンプルライフを提案する”モノマリスト本”として『人生を変えるモノ選びのルール』という本を出版させていただくことになりました。

良いコンテンツが評価される仕組みを作りたい


「良いコンテンツがきちんと評価される仕組みを作りたい」そんな思いでdripという会社を立ち上げました。
個人がメディアを運営する上で、マネタイズするための方法は「アフィリエイト」か「Google AdSense」の2択となっているのが現状です。
これらの方法で収益を上げるには、「広告をたくさんの人に見てもらう」か「商品を紹介して購入してもらう」ことが必要なため、検索順位やSEOを重視したコンテンツが大量に作成されていきます。
そのため、炎上狙いの記事やSEOのテクニックが上手なまとめ記事などが検索結果の上位に表示されるようになり、本当に質の高い記事が評価されにくいといった事態が起きています。
PV数を意識することが良くないとは言いませんが、これらの方法では良いコンテンツが生まれにくいのではないかと思います。
良いコンテンツが正当に評価される仕組みになれば、もっとコンテンツ制作が楽しくなり、インターネットの内容が面白くなるはずです。

dripのロゴには、「いいものを発信する電波塔」と「情報を抽出するコーヒーのドリップ」という2つの意味が込められています。

実際に僕らがメディアを運営する中でマネタイズする方法として、企業から相談いただいたサービスや製品の「魅力」や「良さ」をコンテンツ化して紹介するという仕組みを取っています。
この仕組みによって、本当に良いモノの魅力が正当に評価されて、多くの人々に浸透していくことを目指しています。

書きたかったのは、本当に良いモノを伝えること


ブログを運営する中で大きな転機となったのは、テーマを変更した時でした。
もともとブログ開設当初は、現在の「こだわりのモノを紹介する」というテーマではなく、スマホゲームの攻略法やスマートフォンの新着情報などを題材とした記事をメインに更新していたのです。
大学生で時間に余裕があったため、流行していたスマホゲームの情報が解禁されるたびに欠かさず更新し続け、開設1年で200万PVを超えるアクセスがありました。
しかし、社会人となったことでブログに当てられる時間がなくなり、書ける記事の数も制限されるようになりました。
そのような状況では、鮮度が大切な「トレンド記事」では他のサイトと勝負になりません。
そこで一度立ち返り、「本当に書きたい内容」以外の記事を書くことをやめることにしました。
「本当に自分が書きたいテーマとは何なのか」その問いの末に考えついたのが、「モノ(mono)を写真で伝える(graph)」だったのです。

結果的に、自分の伝えたいことを明確にしたことで、共感したことをシェアしてくれるような濃い読者が増え、本当のファンの方と出会えているような気がしています。
このようなことは、以前のテーマを決める前のブログの頃にはありませんでした。

ブログを始めたばかりの方から「ブログが続かない」という相談をよく受けますが、お金を稼ぐことが目的だとブログはなかなか続きません。
僕自身、本当に書きたい好きなことだったから、ここまで続けられたと思っています。
ブログに対するモチベーションが維持できない方は、本当に書きたいと思うテーマを考えてみてください。

モノ選びに明確な判断軸を

今回の著書の出版が決まったきっかけは、ブログに書いたコラムでした。
「しっかりとお金を使って、本当に気に入ったモノを持とう」という内容を書いた、そのコラムが幸運にも出版社の方の目に留まり、連絡が届いたのです。

若者こそモノに投資しよう

実は、これまでも何度か書籍化の話をいただいたことがありましたが、ブログのノウハウに関する内容だったためお断りしていました。
しかし今回の執筆依頼は、「monograph」の中身をきちんと読み込み、僕のテーマや伝えたいことを理解した上での提案であったため、お引き受けすることにしたのです。

この本では、「人生を変えるモノ選びのルール」というタイトルで、芯を持ってモノを集めることの大切さについて書いています。
本の中で出てくる”モノマリスト”とは、「最小限のものだけを持って生活する人」を意味するミニマリストに、「こだわりのモノ」を追加した僕の造語で、自分にとって最高のモノだけを持つことを楽しんでいる人のことです。

モノマリストとして、僕が意識しているルールとして、「1ジャンル1アイテム」というものがあります。
これは、一つのジャンルに関しては、一つのモノだけしか持たないという意味です。
このルールで生活していると、必然的に新たに欲しいモノができた時に、今持っているお気に入りのモノと比較をすることになります。
これを繰り返していくと、そのジャンルのアイテムが厳選されていき、自分にとって本当にいいものだけが研ぎ澄まされていきます。

モノに対して明確な判断軸を持つことになるため、あれもこれもと目移りせず、無駄な消費が抑えられるようになります。
僕は、安いものが全てダメだと言っているわけではありません。
どうでもよいものを買うのがよくないと言いたいのです。

たとえ値段が安くても、気に入っているポイントが明確にあるというモノならば買うべきだと思います。
大切なのは、自分の中で明確な判断軸を持ってモノを揃えられるか。
持ち物は自分を表す鏡です。
何でも買っていたら判断軸も鈍っていき、芯がない人間になってしまいます。
モノを基準に生活を考え、こだわりを持って愛情を注げる人になれたら素敵ですよね。

堀口さんありがとうございました!

「monograph」で、朝渋を紹介していただきました!
https://number333.org/2018/04/29/asashibu-monomalist/

・会場提供: BOOK LAB TOKYO
・Text by 児玉悠太朗(@kodama_yutaro
・Photo by 矢野拓実(https://takumiyano.com

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★参考記事:
「スタートアップのCEOこそ、朝5時に起きるべき。」渋谷発の朝活コミュニティ「朝渋」プロデューサー、井上皓史さん (HARES.jp)

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