人は「やりたいことをしているとき」が、1番輝いている。

「夢を叶える楽しさを朝渋メンバーにも体験してもらいたい」「朝渋を”夢が叶う場所”にしていきたい」と思い始動した「朝の夢、叶えたろか企画」。この企画では毎月1名、選ばれたメンバーの夢をサポートしています。

第4弾は「芸術が大好き!新秋田県立美術館へ行きたい!」と願う岡本さんが当選。今回は、往復2万円で行く秋田県「日帰り芸術鑑賞旅」のレポートをお届けします!

朝一の新幹線「こまち」に乗り、秋田県へ出発!

「新幹線の”曲線美”がたまらない…!」とシャッターをきる岡本さん

「美術品や建築物を見ながらぼーっとする時間に幸せを感じるんです」「芸術なら何時間でも見ていられます」と語る岡本さんが企画した秋田県日帰り旅。

そのお目当ては、洋画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作品など「平野政吉コレクション」が展開されている「新秋田県立美術館」です。

今回は、JR東日本ではWebサービスの会員増加を記念し、期間限定で東京ー秋田間の新幹線代が片道8,890円になったタイミングで訪問してきました!

駅の中に秋田犬がどーん

朝6:30東京駅発の新幹線「こまち」に乗車し、10:30には目的地である「秋田駅」に到着。およそ4時間弱の新幹線の乗車も、秋田でのスケジュールやグルメの話をしているとあっという間です。

到着したもいなや「駅がきれい!秋田犬がでかい!空気がきれい!」と、はしゃぎながら目的地へ向かいます。

お目当の「新秋田県立美術館」に到着!

秋田駅から歩いて約10分。新秋田県立美術館に到着しました!

2013年9月23日に旧秋田県立美術館から移設し新しくオープンしたので、まだまだ建物もきれい。21世紀に創設された建築物だからなのか、モダンなデザインです。

「夢叶えたろ企画があってよかったです!」と笑顔の岡本さん

「やっぱりどの角度から見ても美しく見えるように建築されていますね!」と興奮気味の岡本さん。入館前すでに「芸術への偏愛」を感じたのは内緒です(笑)。

どうやらこの日は「平野政吉コレクション展Ⅲ」と「企画展 光 resonance 音 ─共鳴する光と音─」の2つの展示が見られる期間だったよう。さっそく見に行ってみたいと思います!

作品名:テクノロジーは闇を照らすか(作:本郷 仁)

中に入るとお出迎えしてくれたのはこちら。面が全て三角形から成る『テクノロジーは闇を照らすか』という近未来感のある作品です。

一面だけ違う構造になっており、光を放つ面を見ると万華鏡をのぞいているかのような感覚に。

この『テクノロジーは闇を照らすか』を作り上げた本郷仁さんは秋田県出身。視線、光、空間について意識を研ぎ澄まし、「視ること」をテーマにガラスと金属を組み合わせた大型のオブジェ作品に取り組んでいるのだそうです。

螺旋状になった階段から見下ろしても美しく、芸術的な光景。

そして、作品以外にも床のタイル一つひとつが三角形になっていることを発見したり…

天井には三角形のガラスからできた大きな天窓も発見。

どうやら、旧県立美術館の持つ最大の特徴である「三角形屋根」に呼応するように、三角形をモチーフとしたデザインになっているよう。設計者は、独学で建築を学び「プリツカー賞」「文化勲章」など数多くの賞を受賞し、国内はもとより海外からも高い評価を得ている安藤忠雄さん。

統一された世界観に圧倒され、さっそく新秋田県立美術館のコンセプトである「ここにしかない魅力のある美術館」を体感したのでした。

「光 resonance 音 -共鳴する光と音」を見学

作品名:風のまにまに(作:本郷 仁)

2Fから入館、3Fに上がり「光 resonance 音 -共鳴する光と音」の展示見学へ。

まず目にとまったのは「風のまにまに」という、ガラスを雲に見立てた作品。この作品はガラスでできていますが、うちわで扇ぐ程度の優しい風でふわふわと作品が揺れ、同時に光が反射して床にできた光の雲もふわふわと揺れ動くというものです。

秋田を拠点に活動する作者・小牟禮尊人は、環境の温度の変動とともに、雲、雪、清流などに姿を変える水や光に対する「ガラスの反応」をテーマに作品を制作しています。

作品名:ガラスのこだま(作:小牟禮 尊人)

次に注目した作品は「ガラスのこだま」。

定位置から目の前にある複数の丸いガラスに向かって発声すると、自分の声だけが特殊な響き方で聴こえる作品です。ちょっとした不思議体験なので、何度も何度もガラスに向かって発声してしまう楽しさがありました!

このように「光 resonance 音 -共鳴する光と音」では「造形素材」としてのガラスの可能性に魅了された作家2人による全6作品が展示されており、ガラスを介して響き合う光と音の空間を創出。身近にある「ガラス」の新しいかたちを体験したのでした。

惜しくも2019年1月7日(月)で展示終了してしまいましたが、1月12日(土)から新たに「特別展 歌川広重 二つの東海道五拾三次 保永堂版と丸清版」が展示されます。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

そして、新秋田県立美術館のもう一つの見所である「ミュージアムラウンジ」へやってきました。

ミュージアムラウンジでは、展示物のポストカードや秋田名品の購入、カフェメニューの注文も可能。なんといっても「水庭」と呼ばれる景色が大人気なんです。

大きなガラス窓から映画のスクリーンを見ているかのように、それぞれの季節で変化する景色を見られるフォトスポット!春は桜、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色……季節ごとに訪れたくなりますね!

こんなに綺麗な写真が撮影できます

実は、もうひとつの展示「平野政吉コレクション展Ⅲ」は写真撮影が禁止。平野政吉の作品を見に秋田県にきたので写真でお伝えできず少しだけ残念ですが、繊細な油絵と鉛筆画のタッチは息を飲むほどのすばらしさでした。

対照的に、生で見る縦365cm×横2050cmの藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」の迫力は圧巻!大きさはもちろん、人の表情から雪の粒まで細かく立体的に描く筆づかいは、多くのファンを魅了する理由を物語っていたのでした。

■新秋田県立美術館
住所:秋田市中通1-4-2
営業時間:10:00~18:00 (入場は閉館の30分前まで)
休館:無休
入場料金:一般500円 大学生300円 高校生以下無料

およそ2時間ほど作品を堪能し、大満足の私たちは「新秋田県立美術館」を出発。そろそろお昼ご飯の時間です!

お昼は「佐藤養助」で秋田グルメを堪能!

お昼がすぎ、すっかりお腹がぺこぺこになったわたしたちは秋田グルメを楽しみに「佐藤養助 秋田店」へやってきました!観光しにきた人が多く訪れるお店かと思っていましたが、地元も人にも愛されている名店だそう。

きりたんぽ鍋つけうどん(1,620円)

秋田グルメといえば「きりたんぽ」と「稲庭うどん」ということで、せっかくなので欲張ってみました!

あつ〜いお鍋に好きなタイミングできりたんぽを投入!ほくほくもちもちです。

二味天せいろ(1,600円)

こちらは稲庭うどん。麺はとてもつやつやしていてコシがきいています!チュルッと喉越しもよく、病みつきになりそうなおいしさ。さすが「日本の三大うどん」に選ばれるだけありますね…!

初体験の「めんつゆ」と「ゴマだれ」の2種類のタレを使って好みで食べるスタイルで、あっという間に完食です!きりたんぽも素材はお米なので少量でお腹いっぱいになりました。

大満足のお昼ご飯、おいしかったです。ごちそうさまでした!

■佐藤養助 秋田店
住所:秋田県秋田市中通2-6-1 西武秋田店 B1F
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:00)
定休日:不定休 ※西武秋田店の休業日に準ずる
席数:89席(完全禁煙)
食べログURL:https://tabelog.com/akita/A0501/A050101/5000022/

お腹がいっぱいになったところで時間は14:00…!帰りの新幹線まで少し時間があるということで、秋田県の文化を学びに行ってきます。

赤れんが郷土館・民俗芸能伝承館で文化を学ぶ

次に訪れたのは国の重要文化財にも指定されている「秋田市立赤れんが郷土館」。

赤れんが館は旧秋田銀行本店として明治42年に着工、同45年に完成した建物です。昭和56年に秋田市に寄贈され、明治期の貴重な洋風建築を後世に残すべく修復を行い、昭和60年に「秋田市立赤れんが郷土館」として開館しました。

展示室(旧営業室)カウンターおよびロビー

「美しい建築物ですね」と隅々まで見る岡本さんは、ここでも芸術への偏愛を爆発。天井に施された石こうのレリーフ、各所に見られる漆喰や木彫による装飾や、ふんだんに使われている各種大理石などに魅了され、ゆっくりと館内を見学しました。

■秋田市立赤れんが郷土館
住所:秋田県秋田市大町3丁目3−21
営業時間:9:30〜16:30
休館:年末年始(12月29日から1月3日まで)
料金:250円(民俗芸能伝承館と共通)

最後は「秋田市民族芸能伝承館」へ。

民俗芸能伝承館は「竿燈(かんとう)」をはじめとする郷土の民俗行事や芸能の保存伝承のため、秋田市立赤れんが郷土館の分館として平成4年に開館しました。展示ホールでは秋田の祭り、竿燈・土崎神明社祭の曳山行事のパネルなどを常設展示しています。

なんと訪れたタイミングで竿燈の実演がはじまりました!

重要無形民俗文化財に指定され毎年8月に秋田県秋田市で行われる祭り「秋田竿燈まつり」では、竿燈を稲穂に、連なる提灯を米俵に見立て、額・腰・肩などにのせ豊作を祈っています。青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつりと並んで東北三大祭りの1つとされ、大きな盛り上がりを見せているのだそう。

最後の最後に大迫力の「竿燈」の実演を見ることができ、大興奮のわたしたちは「秋田県ってこんなに文化や芸術を大切にしている街なんだ…!」と新しい発見を得て、帰路につくのでした。

■秋田市民族芸能伝承館
住所:秋田県秋田市大町1丁目3−30
営業時間:9:30〜16:30
休館:年末年始(12月29日から1月3日まで)
料金:250円(民俗芸能伝承館と共通)

【18:00】充実の秋田県日帰り旅が終了!

外はすっかり暗くなり、日帰り秋田の旅も終了。はじめて訪れた秋田県は、歴史ある独自の文化や建築物と芸術品を大切に「芸術・文化によるまちおこし」を行う、気品ある街でした。

日々忙しく働いているとなかなかできない「芸術鑑賞」ですが、いざ触れてみると心を豊かにしてくれる素晴らしい習慣。岡本さんが今回の夢叶えたろ企画に「秋田県で芸術鑑賞をしたい!」応募したのも納得です。

「たまにはこんな日もいいのかも?」

そんなふうに思える充実した1日でした!ぜひみなさんも、休日に早起きをして秋田県への日帰り旅行に行ってみてくださいね。

それでは、また!

▼今回の秋田県への日帰り旅の内訳はこちら!
往復新幹線:17,780円 ※期間限定価格
昼食代:1,610円(1人あたり)
新秋田県立美術館入場料:500円
赤れんが郷土館・民俗芸能伝承館入場料:250円
合 計:20,140円

Main 岡本夕紀
Assistant 須崎千春(@chih_suz
Sponsored by 5時こーじ(@kojijico 

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★参考記事:
早起きすれば“自分の軸”で生きられる。5時こーじが語る「朝活の魅力」が想像以上だった(新R25)
「スタートアップのCEOこそ、朝5時に起きるべき。」渋谷発の朝活コミュニティ「朝渋」プロデューサー、井上皓史さん (HARES.jp)。

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