渋谷・道玄坂で毎週開催している会員制朝活コミュニティ「朝渋」

4月23日(月)は、ソーシャルメディアの可能性を探求するメディア「kakeru」との特別コラボ企画として「メディアと語る朝渋」を開催しました。
「kakeru」編集長の三川夏代さん、同編集部の鵜ノ澤直美さん、そして同メディアで連載コーナーを持ち、noteで話題の「ワカモノトリセツ」を執筆する現役女子大生の久保帆奈美さんに、「女の子が思わず撮りたくなるイベントとは?」というテーマでお話しいただきました。

登壇者のご紹介

モデレーター: 三川夏代さん
株式会社オプト ソーシャルメディアコンサルタント兼ソーシャルメディアの可能性を探究するメディア「kakeru」の編集長。
企業のSNSプロモーションを支援したり、講演を実施している。また、SNSの利用実態を調査・情報発信を行なっている。 NHKニュース番組「シブゴジ!」やフジテレビ「ノンストップ!」出演、Twitter Japan「#はじめてのTwitter動画広告」のモデレーターも務める。
Twitter: @nach33

ゲスト: 鵜ノ澤直美さん
Twitter広告の運用、SNSのユーザーコンテンツを活用するマーケティングなど、ソーシャルメディアの幅広い知識を持つ。
特にインスタグラマーを活用するインフルエンサーマーケティングに長けている。
「kakeru」のライターとしても活動しており、若年層のSNSの使い方に関する記事を担当。「巨大LINEグループ」「女子高生のスマホの中身」「インスタ加工テクニック」等、3記事で累計70万PVを記録。
Instagram: @__unonao__
Twitter: @unonao_kakeru

ゲスト: 久保帆奈美さん
1996年、東京都生まれ。21歳の大学4年生。
呼吸をするようにインスタグラムを見ているミーハー女子。若者カルチャーとKAWAII文化が大好き。
現在、「撮影」と「女子会」を掛け合わせたサービス・撮影女子会をはじめ、フォトジェニックをキーワードに女子にかわいいを届けるプロデュース会社「Morning Labo」にてプロデューサーとして奮闘中。
『kakeru』にて「女子大生ほなみちゃんねる」の連載をスタートし、「JDトレンドハンター」を名乗っている。
また「ワカモノのトリセツ」という若者のイマを届けるブログを運営中。
Instagram: @honami725
Twitter: @honami725_
ブログ:「ワカモノのトリセツ」

2018年春、注目のInstagramトレンド

三川さん
お二人は日頃からInstagramを利用されていると思いますが、最近の若い世代の使い方として、気になるトレンドはありますか?

久保さん
以前に書いた記事でも紹介しているのですが、私はInstagramを頻繁に利用する人たちを大まかに「インスタグラマー憧れ族」「情報収集族」の2つのタイプに分類しています。

(参考記事:「イベント担当者に届け!女の子が期待している『インスタ映え』イベントとは|女子大生ほなみちゃんねる vol.2」より画像を引用)

【インスタグラマー憧れ族の特徴】
・憧れているインスタグラマーの投稿ばかりをチェックする
・流行りのイベントに、誘われる側ではなく誘う側
・イベント情報は憧れているインスタグラマーから得る
・「インスタ映え」「フォトジェニック」と呼ばれるような写真を投稿することが好き
・インスタグラムへの投稿頻度はかなり高く、加工アプリを2~3個使用する

【情報収集族の特徴】
・「インスタグラマー憧れ族」とは違い、自分の投稿に「インスタ映え」を求めておらず、少し離れたところから「インスタ映え」を見ている
・流行りのイベントや洋服、コスメなど自分が興味のある分野の情報収集の場としてInstagramを利用
・特定のお気に入りのインスタグラマーがいるわけではない
・Instagramへの投稿頻度は低く、友だちの中にいる「インスタグラマー憧れ族」の投稿やハッシュタグで情報収集を行う

「インスタグラマー憧れ族」というのは、好きなインスタグラマーがいて、その人のようになりたいという思いがある人のことを指します。
憧れのインスタグラマーが参加するイベントやスポットに行き、同じような写真を自身のアカウントでも投稿するという特徴があります。
ストーリーズとフィード投稿のどちらの機能も利用します。

それに対して、「情報収集族」は、検索エンジンとしてInstagramを利用するという特徴があります。
具体的には、ハッシュタグを用いて検索し、お店を選ぶなどをします。
情報収集としての利用がメインとなるため、フィードへの投稿は月に一度くらいに限られます。

インスタグラマー憧れ族も情報収集族も、どちらも同じようにストーリーズに投稿しますが、情報収集族はフィード投稿を好まないという特徴があります。
私の感覚では、インスタグラマー憧れ族と情報収集族の比率は、2対8くらいの割合になっていると思います。
インスタグラマー憧れ族は、5人グループの女子の中に1人いるような「流行りに敏感でミーハーな子」のイメージです。

三川さん
ユーザーの特徴は、大きくその2種類に分類できるのですね。
最近のトレンドとして、ユーザー間でInstagramのDM(ダイレクトメッセージ)の利用が増えていると感じますが、いかがでしょうか。

久保さん
そうですね。InstagramのDMがすごく活発に利用されています。
ただし、注意していただきたいのは、LINEなどのメッセンジャーアプリからInstagramにプラットフォームごと移行しているというわけではないということです。
プラットフォームごとに分散が起きていて、これまでLINEなどを使って行われていたInstagramに関する内容のコミュニケーションが、InstagramのDMを用いて行われているだけだということです。
例えば、ストーリーズで「このイベントに来てるなう」といった投稿をしたときに、「何このイベント?」といったレスポンスがDMで返ってきて、そこからDMでの会話が始まるという流れです。

あえて、友達からDMをもらうことを狙っている風な投稿も増えています。
Twitterでいう「空リプを送る」(特定の誰かのことを対象とした内容ではあるものの、あえて直接メンションはつけずにツイートすること)文化のような事例が、現在はInstagramで行われています。

三川さん
そうなんですね。
やはり、鵜ノ澤さんもDMを使いますか?

鵜ノ澤さん
はい、私もたくさん使ってます。
「素敵な写真を投稿しているな」と思うアカウントがあれば、すぐにDMで連絡します。
Twitterの場合であれば、知らないアカウントにメッセージを送るのに勇気がいりますが、Instagramはあらかじめ相手が投稿している内容からテーマが明確にわかるため、知らないアカウントに対してであっても、DMを送ることにハードルを感じないですね。

三川さん
ちなみにお二人は、「通常投稿・ストーリーズ・LIVE配信」の中で、どの機能を一番使いますか?

久保さん
私は圧倒的にストーリーズ機能の利用が多いです。
友達と遊んでいて、とてもテンションが高くなった時以外では、滅多にLIVE配信をすることはありません。

鵜ノ澤さん
私も同じく、ストーリーズ機能の利用がメインで、半年に一度くらいしかLIVE配信は行わないです。

三川さん
最近では、企業アカウントも、うまく機能を使い分けてInstagramを運用しているという印象がありますが、いかがですか?

鵜ノ澤さん
まだまだ通常のフィード投稿が多いなと思うものの、ストーリーズでコミュニケーションを取る事例も増えて来ているなという印象です。

私は、ファッション系の「COHINA」という企業のアカウントに注目しています。

@cohina.official

Sサイズに特化したアパレルブランドが運用しているアカウントでして、商品を試着した様子をストーリーズで配信してくれます。
また、LIVE配信も行なっていて、「トップス着てください!」などといった視聴者のコメントに対応してくれます。
消費者としては、こういった投稿を見ていると、すぐに買いたくなってしまいますよね。

久保さん
企業アカウントの中で投稿がおもしろいと私が思うのは、「MERY」のアカウントです。

@mery.jp

「MERY」のストーリーズ投稿からは、ユーザーがコメントがしやすくなる工夫を感じます。
「はい」か「いいえ」の2択で答えられる投票機能を用いて投稿することで、見ているユーザーがボタンを気軽に押せる設計がされていて、企業アカウントの投稿へコメントすることのハードルを無くしています。
実際に「MERY」のアカウントでは、心理テストのような投稿が頻繁にされていて、ついつい楽しくて見てしまいます。

三川さん
単純にリアルタイムの情報が発信されているだけではなく、コンテンツとして作り込まれたものが投稿されているということですね。

久保さん
そうですね、ストーリーズで投稿するためだけのコンテンツが作成されています。
その他にも、ストーリーズ用にまとめられた形で、その週の人気記事が投稿されたりしているので、ついついクリックして見てしまいますね。

鵜ノ澤さん
その他に、私が気になるトレンドとしては、「インサイト」画面が見やすくなったことです。
投稿一つ一つの反応が分析できるようになったことで、PDCAを回しやすくなりました。
「こういう投稿をすると反応が増える!」といったことを、インサイト画面を見ながら研究している方が増えましたね。

私たちがイベントに求めていること


三川さん
それでは、続いてのテーマに移ります。
本日のトークセッションのメインでもある、「私たちがイベントに求めていること」というテーマについて、聞いていきたいと思います。
お二人がイベントに求めていることは何ですか?

久保さん
思わず写真を撮りたくなるような施策があることです。
私たちは、写真を綺麗に撮って、思い出に残したいんですよ。
最近では、友達とどこかへ遊びに行く場合、必ず誰か一人は写真を撮る係を担当する人がいます。
もし写真を撮らなかった場合、そのイベントの内容は思い出に残らず、記憶からすっかり消えてなくなってしまうでしょう。
写真を撮らないと遊びに行った気分にもならないので、写真を撮りたくなるような施策は大切だと思います。

写真を撮る事がメインになったことで、友達を遊びに誘う際の方法も変化しています。
これまでであれば、「友達と遊ぶ約束をしてから場所を決める」という流れが一般的でした。
しかし、最近では「Instagramなどで話題になっている、あの場所やイベントに行きたいから友達を誘う」という流れに変わってきています。
Instagramのストーリーズでイベントに一緒に行く友達を募集する投稿をしてみたり、気になるイベントをストックしておいて誰かと遊ぶ約束をした時にそこへ行くことを提案してみたりすることがあります。

三川さん
イベントに合わせて、髪型やファッションをコーディネートすることもあるんですよね?

久保さん
そうですね。そのイベントに行った友達の投稿やそのイベントの宣伝写真をもとに、自分がそのイベントに行ったときのことを想像し、その日のファッションや髪型を決めてテンションを合わせます。

三川さん
企業側は、どういうイベントなのかというイメージを明確に打ち出した方がいいということですね。

久保さん
出した方が良いと思います。
どのようなイベントなのかがわからないと、そもそもそのイベントに興味が湧きません。
また、どんな感じの子たちがきているイベントなのかがイメージができないと、「周りの雰囲気と違くて浮かないか」という不安を感じてしまいます。
イベントに行く前にハッシュタグで検索して様子を確認する人も多いと思いので、サイトとイベントの雰囲気にギャップがないように気をつけた方がいいです。

インフルエンサーがイベントの内容を投稿していると、参加しようと思っている人はイメージがしやすくなります。
また、インフルエンサーが行くような「イケているイベントに自分も参加している」とアピールすることもできるため、参加しようとしている人はさらに行きたくなるでしょう。
ですので、イベント開始当初にインフルエンサーを招待して内容を拡散してもらうというのは有効な施策だと思います。

三川さん
そうですよね。鵜ノ澤さんはイベントに何を求めていますか。

鵜ノ澤さん
ハッシュタグが書いてあるかどうかというのが重要だと私は思います。
参加者側としては、ハッシュタグの情報もすべて写真で記録したいので、ハッシュタグが書いてないと何を投稿すればいいか忘れてしまいます。
以前ファッション系の展示会に行った時に、ハッシュタグが写真の端に写り込み、投稿前にトリミングがしやすくなることまで考慮された設計となっていたことがあり、とても感激しました。
その場ではなく、後でまとめて投稿する方もいるため、きちんとパネルなどでハッシュタグが整理されているとユーザーとしては、とてもありがたいですね。

他には、写真を撮ってくれるためだけの専任スタッフがいるか否かでそのイベントの出来栄えが全く違います。
一人でイベントに行った場合、写真は自分で撮るしかないです。
しかし、ファッション系のインスタグラマーは「イベントに参加している」というアピールをしたいため、他撮りの写真を撮りたいんです。
他に撮ってくれるスタッフがいなかったり、撮影をお願いしづらい雰囲気だったりすると、上手に写真を撮影することはできません。
そのため、写真を撮ってくれるスタッフがいるかか、カメラを置いて撮影するための台があると嬉しいです。

久保さん
それに加えて、かわいく撮れるポーズが提示されていると写真が撮りやすいです。
インフルエンサーや写真を撮り慣れている子であれば、好きな角度があったり撮り方のコツを押さえていたりしますが、普通の子はどうすればいいのかわからなかったり、自分でポーズするのが恥ずかしかったりします。
ですので、あらかじめポーズが決まっていたり、アドバイスしてくれる方がいたりすると、写真が撮りやすいです。

どうしたらより良いイベントにできるか


三川さん
参加者として、テンションが下がってしまうイベントの特徴も教えてください。

久保さん
ハッシュタグが長くて覚えるのが難しかったり、文字の指定が厳しかったりすると、テンションが下がってしまいますね。
「ここの部分はカタカナでお願いします」など、運営側から細かく指定されすぎると、参加者はストレスを感じてしまいます。
ですので、参加者が自由にハッシュタグをつけて投稿できると嬉しいです。

ただし、ハードルが低い簡単な入力で済むもので、ストレスなくイベントを楽しむことに集中できるのであれば問題ありません。
あらかじめスタッフが指定のハッシュタグで投稿しておき、予測変換に上がるようにしておくのもいいと思います。

鵜ノ澤さん
仕切る人やスタッフの人数が足りていないイベントは、登壇側の負担が多くて大変です。
タイムスケジュールが準備されていなかったり、事前に知らされていなかったりすると、当日に何をすればいいのかわからず困惑してしまいます。

また、現場のスタッフが内容を把握していないのも不安です。
現場のスタッフに確認した時に、把握していなくて他のスタッフに聞きに行く。
他のスタッフも把握しておらず、伝言ゲームのように質問が続いて行くと、「このイベントは本当に大丈夫なのか」と、運営側に不安を感じてしまうので、把握しておくべき内容の共有は徹底していただきたいです。

三川さん
どうすれば、よりよいイベントができると思いますか?

久保さん
写真が好きで日頃から撮り慣れている、インスタグラマーの人がスタッフをやれると良いかもしれません。
スタッフにいろいろ撮り方を注文しても、そのスタッフ自身が楽んで撮影できれば、参加者は楽しめると思います。

鵜ノ澤さん
私も最近イベントを開催した時に、似たようなことを感じました。
企業側でイベント内容を作り込んだものの、当日参加者からは「撮りづらい」といった感想を言われたのです。
その時に、「イベントに来てくれるインスタグラマーを巻き込んで、一緒に企画すればよかった」と思いました。
イベント制作段階からスタッフとして関わってもらうことで、参加者視点に立ったイベントを設計することができるのです。

2018年のイベントに期待していること

三川さん
最後のテーマです。
「2018年のイベントで期待していること」はありますか?

久保さん
私自身が「インスタグラマー憧れ族」として、今後のイベント企画に求めていることは次の2つの要素です。

1. 自分では撮れないクオリティーで撮ってくれる
みんなが撮ってないような写真を撮りたいという思いがあるので、自分たちでは撮れないような写真が撮れるのであれば行きたくなります。
例として、プロのカメラマンが撮ってくれたり、上空のカメラから写真が撮れたりするイベントが挙げられます。

https://www.instagram.com/p/BWX0HIylD3a/?utm_source=ig_embed

2. 動きがあってかわいく撮れる
最近では、「ストーリーズ」だけでなく、フィード投稿でも動画やGIFの投稿が増えているため、イベントにムービージェニックなものがあるだけでフォトブースの楽しみ方が増えます。

イメージは以下のような投稿です。
https://www.instagram.com/p/BadSdG2gu9F/?utm_source=ig_embed

鵜ノ澤さん
私は参加者と一緒になってイベントを作り上げていきたいです。
また、企業アカウントが行うイベントのキャンペーン方法に共通の型が出来てきていますが、必ずしもユーザーの投稿に適したものとは言えないので、新しい型を作っていきたいと思っています。

三川さん
最後にイベント担当者に「これだけは伝えたい」ということを一言ずつお願いします。

久保さん
企業側がいくら伝えたいと思っていても、参加者に届かなければ意味がありません。
そのイベントの目的によって、伝える内容が変わってくると思うので、イベントの趣旨や目的を考えてイベントを設計していくことが大切だと思います。

鵜ノ澤さん
イベント単発で終わらせないために、イベントの前後のコミュニケーションをしっかりと設計し、ユーザーファーストなイベントを企画していきましょう。
イベント終了後に、参加者が投稿してくれた投稿にリアクションして、参加者一人一人のエンゲージメントを高めていくといった施策ができればいいと思います。

三川さん、鵜ノ澤さん、久保さんありがとうございました!

・共同企画:「kakeru –ソーシャルメディアの可能性を探求するメディア」
・会場提供: BOOK LAB TOKYO
・Text by 児玉悠太朗(@kodama_yutaro
・Photo by 矢野拓実(@takumiYANO_
・参考記事:「イベント担当者に届け!女の子が期待している『インスタ映え』イベントとは|女子大生ほなみちゃんねる vol.2」
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★参考記事:
「スタートアップのCEOこそ、朝5時に起きるべき。」渋谷発の朝活コミュニティ「朝渋」プロデューサー、井上皓史さん (HARES.jp)