渋谷・道玄坂で開催している会員制朝活コミュニティ「朝渋」。
12月9日(日)は特別編として、BUKATSUDO講座『企画でメシを食っていく』を主宰する、株式会社電通のコピーライター 阿部広太郎さんをゲストに迎え、「自分軸の見つけ方」について考える『自分と語る朝渋』を開催しました。
登壇者プロフィール
阿部 広太郎さん(写真右)
株式会社電通 コピーライター/企画プロデューサー
電通コンテンツビジネス・デザイン・センター所属。「今でしょ!」が話題になった東進ハイスクールのCM「生徒への檄文篇」の制作に携わる。現在は、自分の仕事を「言葉の企画」と捉え、作詞、商品企画、映画やテレビ番組のプロデュースなど、コンテンツ開発を担う。BUKATSUDO講座「企画でメシを食っていく」主宰。著書に、『待っていても、はじまらない。―潔く前に進め』(弘文堂)。宣伝企画を担当する舞台「みみばしる」が2月6日(水)から下北沢本多劇場にて上演。
Twitter: @KotaroA
5時こーじ/井上 皓史(写真左)
株式会社Morning Labo 取締役 / 朝渋コミュニティ 代表
1992年生まれ。企業で働く傍ら、自身の早寝早起き習慣を基に、2017年にコミュニティを設立。メンバーは現在200名で活動している。7月末、「日本の朝を変える」を理念に掲げ、前職を辞め、Morning Labo にジョイン。#公私混同経営 のnoteで旋風を起こした。
Twitter: @kojijico
コミュニティを通じて、実現したいこと
ー お二人が運営しているコミュニティを簡単に紹介していただけますか。
阿部さん:
「企画でメシを食っていく」という企画の学校を主宰している阿部広太郎です。
企画メシは、横浜のみなとみらいにあるシェアスペース「BUKATSUDO」という場所で開催しています。
約半年間、全12回の講座です。毎回ゲスト講師の出す課題に合わせて皆で企画書を提出し、企画を通じて、コミュニケーションを図っています。
「やればできる」を証明する場だとも思っています。一人ひとりが持つ可能性をいかに引き出せるか。自分の内面から生み出した言葉に対してフィードバックをしていくことで、企画の手応えと自信を掴んでもらいます。
「企画メシ」には、現状の自分を変えていきたいという気持ちで、新聞記者、電車の運転士、高校教師、農家の方など様々な職業の方に参加いただいてます。
5時こーじ:
朝渋代表の5時こーじこと、井上皓史と申します。
多くの人が早寝早起きから人生の基盤を整えられるようにするべく、朝渋というコミュニティで早寝早起きの習慣化を提唱しています。
「やりたいことはあるけど時間がない」と思っていても、残業や、飲み会などで平日夜の時間を生産性低く過ごす。
そんな生活をしている人たちが、早寝早起きになることで自分の時間を作っていく。
時間を主体的に支配し、新しいことに挑戦していける人を増やしていきたいと思っています。
企画する際に意識すること
ー お二人が企画の時に意識していることは何ですか。
5時こーじ:
普段から朝渋で色々な企画を走らせているんですけど、その中で大事にしているポイントが2つあります。
まず一つ目が「型」を持つことです。
突拍子もなく、いきなり良いアイデアが生まれることは滅多にありません。
なので、まずは自分の型となるものを作ってみるのがよいかと思います。
それをもとに色々と試していく中で、いいアイデアが見えてくるようになる。
この朝渋のイベントの進め方でも、いきなり突拍子もないことを新企画として挟むようなことはせず、毎回同じ形式の型で進めるようにしています。
イベント進行の型を決めることで、本番までに十分な準備が行えて、アドリブに任せることもなくなりますし、参加者の方もイベントの進行の流れがわかっている人が多いので、心理的な安全も確保することができます。
二点目が、企画の中に「意外性」を入れることです。
「朝渋そう来たか!」「よくその企画を実現させたな!」と言ってもらえるような、相手の期待を超えた感動体験を届けていくことを意識しています。
阿部さん:
習慣として、言葉一つひとつの意味を調べて、自分なりの定義を持って捉えるようにしています。
そもそも企画とは何かを考えると、漢字そのままですが、「企てたものを画にする」こと。
思い描いた理想に、現実を近づけていくことだから、「幸福に向かう意志」だと捉えています。
つまり企画とは、「今ここに自分がいて、これからそこに行きたいという、その→(矢印)を作ること」なんじゃないかと思っています。
さらに、企画する際には、「自分は本気か?」「相手は喜ぶか?」「本当に出来るか?」の3つを自らに問うようにしています。
自分の中でその企画は本気で面白いと思えているのか。良いと思えているのか。
そして、それを受け取ってくれた方が本当に喜んでくれるのか。
企てたことが絵空事ではなく、必ず実現させることができるのか。
いつも、この3点を意識して企画書をつくり、実現に向かって動いています。
一流の人たちをどう巻き込むのか
ー 業界のトップランナーをどのように巻き込んでいるのですか。
阿部さん:
先ほどお伝えしたポイントの2つ目である、「相手が喜んでくれるための思いがそこにあるのか」を考えることが重要です。
予算の大小は関係なしに、まず志を伝えて共感していただけるかどうかにかかっていると思っています。
この場を通じて、「どういう世の中にしていきたいのか」や「参加してくださった方にどうなって欲しいのか」というビジョンに加えて、相手のことを理解した上で「ぜひともあなたにお願いしたいです」という思いの部分を伝えるようにしています。
5時こーじ:
当然ですが、まずは土台となる人間関係の基本をきちんと行うことが大事です。
相手からの連絡に即レスしたり、事前に丁寧に案内やリマインドを送ったりするなどして、イベントに来てもらう前までに相手の疑問や不安をできるだけなくします。
また、ベストセラーになっている著者の方に対して、本が出版されてから出演依頼をしても優先順位が低くなってしまうと思うので、その著書が出版される何ヶ月も前から連絡して事前に関係性を築いたり、相手が返しやすいようなタイミングでメッセージを送ったりするなど、相手の気持ちを考えてコミュニケーションをとることも心がけています。
それに加えて、相手の記憶に残るために、イベント当日にはあえて一歩踏み込んだ話をすることも心がけています。
あくまでも敬意を持ってですが、なかなか言いにくいことを突っ込んで聞いてみたり、イベント後に朝渋の熱意を伝えたりと、関係性が近くなるようなことも試しています。
最後に一言
ー 最後にメッセージをお願いします。
5時こーじ:
新しいことを企画してみたいけど、まだまだ自分には難しいと感じている方もいると思います。
そういう方は、まずは例えば「企画メシ」や「朝渋」などに参加してみるなどして、他の人の企画に巻き込まれにいってみてください。
色々な人に出会ったり、色々なことを試すうちに自分のやりたいことは見えてくると思います。
なので、まずは立ち止まっていないで、「10回のうち1回当たればいいや」くらいのスタンスで失敗を恐れずに行動してみることをオススメします。
阿部さん:
「出会いの義務と権利」を大事にしてほしいと思います。
出会いの義務とは、出会った相手に対して誠実に接することです。
出会いの権利とは、その先の繋がりを意識して行動することです。
自分の軸が何なのかは、自分ではよくわからないものです。
人と出会う中で他人が見出してくれるものだと思います。なので、まずは自分が相手の素敵なところを言葉にして伝えてみてください。
そうすることで、いつか自分にも返ってきます。
たとえば、こういったイベントの後に、ゲストに感想を送ってみることからはじめてみましょう。
そこには新たな視点や気づきがあります。登壇者も、参加者の感想を聞いてみたいと思っています。
僕自身、新しい出会いが生まれた時に、自分の気持ちを相手に伝えることによって、次に繋がっている感覚があります。
ぜひ皆さんもこういう場で出会った方に伝えてみてください。
感想を送る以外にも、やってもらえたら嬉しいけど、まだあまりやられていないことは意外とあります。
それを探してみましょう、きっとありますから。
阿部広太郎さん、ありがとうございました!
・会場提供: BOOK LAB TOKYO
・Text by 児玉悠太朗(@kodama_yutaro)
・Photo by 北澤太地(@taity_k)
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