今朝はささっと朝ごはんを済ませたけど、もっと体にいいものを食べたかったな…。

皆さん、そんな経験、一度はありませんか?

そんなお悩みを解決する、手軽に食べられて栄養もきちんと摂れるパンが新しく発売されました!その名も、「BASE BREAD」。1食で1日に必要な栄養素の3分の1がとれる”完全栄養パン”です。

BASEBREAD,ベースフード,ベースブレッド,完全食 今回は、このBASE BREADの発売を記念し、「経営者と語る朝渋 BASE BREAD発売記念イベント 代表 橋本舜さん」と題し、代表の橋本舜氏にお話をしていただきました。

BASE BREADの秘密や事業に込められた想いを伺ってきました。イベントでは、BASE BREADの試食会も!

ゲスト紹介

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橋本 舜(@shun_bf ‏)氏

ベースフード株式会社代表。1988年生まれ。大阪府出身。東京大学教養学部卒。2012年、DeNAに新卒入社。新規事業を担当し、社会課題と向き合うなか、健康維持・病気予防の個人および日本社会における重要性を強く認識。2016年4月にベースフード株式会社(以下、ベースフード)を設立。

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ファシリテーターは朝渋代表・5時こーじ(@kojijico)こと井上皓史が務めます!

飛び出したらやるしかないー。趣味の新規事業立ち上げから起業へ

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井上:改めて、自己紹介も含め、ベースフードを立ち上げるまでの経緯を教えていただけませんか?

橋本:私は新卒でDeNAに入ったんですが、最初はソーシャルゲームのプロデューサーをしていました。その後、akippaという空いている駐車場を一時利用できるサービスの新規事業立ち上げに関わったんです。

社会人3年目で「趣味新規事業」と名付けて、プライベートでも、新規事業を考えたりしていました。そうすると、自分の世代が課題として抱えていることは「健康」であることに気づいたんです。最初はDeNAで働きながら、土日や平日の夜に、体にいいパスタ麺を開発していました。それがベースフードのはじまりですね。

「健康」について補足すると、日本の社会課題として挙げられるのは、「少子高齢化」「健康寿命の延伸」「健康格差」の3つです。将来、日本を捨てて海外に逃げるのではなく、80歳・90歳でも、自分のことは自分でできたり、社会に貢献できたりする人を増やしたかったんですよね。そのために、健康寿命を延ばして、健康格差をなくしたいと思いました。

今までの健康食品は、健康な人をより健康にするための商品ばかりでしたが、そうでない人に商品を提供したかったんです。例えば、DeNAのオフィスがあった渋谷で、仕事終わりに飲み会以外でご飯を食べられるところを探そうとすると、ラーメン屋くらいしか出てきません。健康的な食事のチョイスがないんですよ。ビジネスマンなど健康的な活動をしにくい人が、自然に健康的な食事ができて健康を維持できるということをしたかったんです。

起業への憧れは多少はありましたが、DeNAの南場さんやakippaの金谷さんとご一緒することで、想いが強くなりました。仕事でも新規事業に携わったり、パスタ麺の開発など趣味で新規事業をしたりするうちに、新規事業は楽しく、今までにない社会を創れるという意味でインパクトの大きいことと思うようになりました。

そのときすでにBASE PASTAの開発を進めていたのですが、DeNAのなかでさすがにパスタは作れないなと思って、起業しました。28歳のときです。「飛び出たらやるしかない」と思いましたね。「パスタ作るんで、退職させてください」ってメールを打ちましたので。(笑)

社員2人でAmazonランキング1位!BASE PASTAの誕生

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橋本:一番最初のベースフードの商品は、「BASE PASTA」というパスタ麺でした。

先ほどもお話しした通り、趣味の新規事業として麺づくりを始めたことがきっかけです。友人の栄養士に聞きながら、完全にNHKなど独学で生物学や物理学、化学を学んで、自宅で麺を作っていましたね。

麺を作るときは乾燥食品を使うので、近所のスーパーで乾燥食品を買って100回以上試作しました。煮干しとココアはまずいとか、大麦若葉をこの配合だと麺が繋がらないとか、もう実験のくり返しでした。今も、カクテルみたいに色々なものを混ぜて商品を開発しています。

そうして開発を重ね、「BASE PASTA」が完成しました。でも、大手の食品会社みたいに流通経路を持っていなかったので、Amazonに商品を出したんですよね。そうしたら、社員2人でAmazonランキング1位を取りました。2位や3位の大手メーカーのミネラルウォーターすら抜いてしまったんです。

年次成長10倍!D2Cのビジネスモデルとは?

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井上:橋本さんとの出会いは、実は僕の前職での関わりでしたね。今、ベースフードはビジネスモデルが注目されていますが、どのようなビジネスモデルなんでしょうか。

橋本:ベースフードは、D2C(Direct to Customer)という直販のビジネスモデルでやっています。ビジネスモデルとしては、「直販×サブスク」という掛け算ですね。売上の95%は、ネット販売なんです。

D2Cのメリットとしては、

・ユニークな商品を届けることができる
・ CX(カスタマーエクスペリエンス)を作り切ることができる
・作り手の顔が見えるという安心感がある

の3つが挙げられます。

このビジネスモデルで、ベースフードは前年比10倍の成長を続けているんです。社会貢献企業の中でもこの成長率は顕著ですね。D2Cはとにかく早いんです!D2Cでは、商品リリースをスピーディにできます。どんなビジネスも、早くやれば成長します。

ベースフードは商品の開発から販売までを手がけています。食品業界で、この全ての工程を手がけているのは珍しいですね。製麺も栄養もできる企業って、意外と少ないんですよ。D2Cで全工程をやることで、UX(ユーザーエクスペリエンス)も考えられます。UXにこだわっているのは、自分がコンシューマーサービス業界出身だからというのも影響しています。

「主食のイノベーション」という挑戦

橋本:私たちベースフードは、「主食をイノベーションして健康を当たり前に」というミッションを掲げています。主食は、ずっと食事の中心でありながら、5000年以上その栄養価は変わっていません。そこにイノベーションを起こそうと思って、取り組みを始めました。

「健康を当たり前に」するためには、サブスクリプション(定期購買)で毎月家に届いた方がやりやすい。サブスクリプションだと、健康維持の習慣化につながります。僕たちは、スーパーで売る1番の商品ではなく、定期購買で1番の商品を目指しています。そのため、新商品のBASE BREADも3分チンでできるなど、「おいしい、かんたん、からだにいい」のバランスを目指しています。今でも3ヶ月に1回は商品をリニューアルしているんですよ。

主食のイノベーションは、例えるならば、ガラケーからスマートフォンへの変化と同じですね。携帯電話でインターネットをみるという発明があり、ここ10年でスマートフォンを当たり前に使うようになりました。現在、日本では共働きや独身の人が増えています。和食というと、「一汁三菜」のイメージがありますが、一人暮らしだと「主食+α」という食事になるんですね。だから、これからは主食である炭水化物が、「栄養があっておいしいもの」になる方向に向かっていきます。

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BASE BREADは「いまを生きる、わたしたちのパン」

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橋本:そんなベースフードは、2019年3月4日にBASE BREADという新商品を発売しました。基幹商品としては2つ目にあたります。

僕、朝はパン派なんですね。でも、栄養のことを学んだら、大好きなパンを食べるときに栄養バランスが気になってしまいました。だから、栄養のことを気にせずにパンを食べたいなと思って、開発したんです。一人暮らしやビジネスマンだと、家事に時間をかけることも難しいので、忙しい朝でもさっと食べられるように工夫しました。バタバタする朝に、BASE BREADとコーヒーでOK!というようにしたかったんです。

BASE BREADが目指したのは、「美味しさはそのままに、健康に食べられるパン」です。糖質50%オフで、1食で1日に必要な栄養素の3分の1が摂れるようになっています。パンは一般的に糖質が多いので、それを減らした分、タンパク質、ミネラルやビタミンの豊富な食材を練り込んでいます。栄養価はこのようになっています。

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橋本:1食2個入りで、390円です。冷凍でお届けするのですが、パンって冷凍が一番フレッシュな状態なんです。だから、そのまま常温で解凍して食べられます。今日はさらに美味しくするために、トースターで焼いて、召し上がっていただきます。

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ーーさて、会場ではトースターの”チンッ”っという音とともに、参加者の皆さんに焼きたてのBASE BREADが配られました。

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皆さんからは

「おいしい!」
「もちもちした食感です。」
「和食っぽい。」

と言った感想が上がりました!

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橋本:BASE BREADは、栄養と味わいのバランスを追求していて、例えば昆布を入れています。食物遷移の多い食材が多いので、最初はをつながらなかったんです。発酵・入れる順番・風味のバランスにこだわりました。一般的なパンと比べると、腹持ちもいいいんですよ。

ーーここで、参加者の皆さんから、BASE BREADの感想と質問を伺いました。

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参加者:BASE BREAD、もちもちしていてすごくおいしかったです。これはそのまま食べるのがオススメですか?それとも、ジャムをつけて食べるのがオススメですか?

橋本:普通のパンより糖質オフ・カロリーオフなので、どちらでも大丈夫ですよ。そのままでも、バターやジャムをつけてもおいしいです。BASE PASTAも、カルボナーラにしてもらっても大丈夫です。健康になるために我慢したくないという想いから作っているので、お好きな方で食べてください。

井上:ちなみに、橋本さんご自身はどれくらいの頻度でベースフードの商品を食べていらっしゃるんですか?

橋本:僕は、1日2食ほどですね。朝食で食べて、ランチとしてオフィスで食べたりもします。夕方ごろに開発チームが新商品の試食を渡してくるときは、1日3食になる日もあります。(笑) 3月31日まで期間限定で、恵比寿コンテナで「BASE BREAD BAKERY & CAFE」というカフェもオープンしているんですよ。今は打ち合せがでそこで食べたりもします。

たまに「肉は食べなくていい」とか「これだけを食べればいい」と誤解されるんですが、好きなものを食べてもらっていいです。私もお肉をたくさん食べてます。(笑) 好きなものを食べるために、一食をベースフードにして栄養を補ってもらいたいんですよね。子どもは月20食が給食なので、その頻度を目安に食べてもらったら理想的です。

ITの視点を食品に取り入れる

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橋本:ベースフードの話に戻るのですが、現在、社員が12人います。IT企業出身の30歳前後のメンバーが中心です。IT出身の私たちが栄養士、シェフ、食品メーカーの開発者など「食品の専門家集団」とタッグを組んでいます。ベースフードでは、ある程度おいしく作るところまでは自分でやって、そこからは食品のプロと一緒に仕上げていきます。

ZOZOが注目されている理由は、ITの考え方をアパレルに持ち込んでいるからなんですよね。同じように、ベースフードもITの視点を食品に持ち込んでいきたいです。

BASE BREADのキャッチコピーは「いまを生きる、わたしたちのパン」なのですが、実はこれ、開発者の田沼さんが考えた言葉なんです。田沼さんもIT業界の出身です。その田沼さんとシニフィアン・シニフィエという世田谷のパン屋さんの弟子・吉村さんがタッグを組みました。

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会場で展示されたBASE PASTAとBASE BREAD

人生を楽しみ尽くす基盤を作りたい。ベースフードが目指すものとは

橋本:ベースフードは「もの作りベンチャー」と一般的には言われていますが、僕たちは「健康インフラ」を目指しています。

ベースフードには、「人生を楽しみ尽くす基盤を作りたい」というビジョンがあります。綺麗な水を飲むのと同じように、栄養バランスを誰もが享受できる世界にしたいんです引っ越したら、ガスや水道を申し込むように、BASE FOODを申し込めばいいというのが理想ですね。

井上:直近の課題などはありますか?

橋本:自分が生きているうちに、「栄養バランスを誰もが享受できる世界」を成し遂げられる事業スピードにしたいですね。商品のリリースやリニューアルの速度は早いですけど、生きているうちにしようと思ったら、まだまだですね。

日本のスタートアップは、シリコンバレーや深センの商品やサービスをコピーする、タイムマシーン経営が多いように思います。でも、これから縮小していく日本においては、タイムマシーン経営には限界があります。日本発信のビジネスモデルがないと厳しいです。だからこそ、BASE FOODは日本らしいオリジナルの商品・サービスで勝負しています。日本で磨き上げたサービスを海外で広めて外貨を稼ぐという高度経済成長期のビジネスモデルをスタートアップで実現したいんです。

実は、ベースフードはサンフランシスコにもオフィスがあります。IT企業で世界に進出するのは大変です。でも、ラーメンとか寿司に見られるように、日本って「食」が強いんですよね。「おいしい・健康・便利」という日本の長所を世界に広めていきたいです。

今後、病院や途上国支援、企業コラボなどのニーズに応えられるように、今はプロダクトを磨いています。まだベンチャーなので、やることは1つに絞っています。商品のパーソナライズもしたいですね。妊婦さんにはBASE BREADで葉酸を多く含むなど、その人の健康状態や味の好みに合わせて、商品をお届けしたいです。

さいごに

井上:最後に一言お願いします。

橋本:僕はもともとエンタメ出身なので、食べ物や健康って、重たい事業だなって感じています。ベンチャーは情報通信系のビジネスが多いんですよね。衣食住の事業って重たいけれども、やりがいがあります。その分、ブルーオーシャンなので、起業したい人がいたら喜んで情報もシェアしますよ。

***

橋本さん、朝からすてきなお話とBASE BREADをありがとうございました!

BASE BREADは常温で解凍できるので、前日に取り出して、朝食べるのもあり、朝にカバンに入れて、昼食にオフィスで食べる、など色々なシーンで食べられそうですね!

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Text by 鳥井美沙(@tony1021_
Photo by りえこ(@rie_cco_desu

 

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