「『自分がやるのがいいけど、ほかの人でもできる仕事』に多くの人は80%費やしている。でも、『本来自分がやるべき仕事』を80%にしたら、人生が変わるーー」

そう語るのは、『超集中ハック!習慣マニアの経営者が実践する100のライフハック』の著者であり、ランサーズ株式会社・代表取締役社長 CEO の秋好陽介さん(以下、秋好さん)です。

5時起き、筋トレ、サウナ、読書…。様々な習慣を極めている秋好さんから、厳選したライフハックと習慣化の極意について伺いました。

〈文=とにー〉


【秋好陽介(あきよし・ようすけ)】1981年大阪府生まれ。2005年、ニフティ株式会社 新卒入社。2008年、「ランサーズ株式会社(設立時株式会社リート)」を創業。テクノロジーで個のエンパワーメントを実現する「オープン・タレント・プラットフォーム」の推進を掲げ、副業・フリーランス向けマッチングサービスや企業のスマート経営を推進する人材サービスを展開。 『満員電車にサヨナラする方法~時間と場所にとらわれない新しい働き方~』(著) 『超集中ハック! 習慣マニアの経営者が実践する100のライフハック』(著) (一社)熱意ある地方創生ベンチャー連合 共同代表理事。Twitter:@AkiyoshiYosuke

はじまりは、”死の谷”の後のふり返り

秋好さん:
僕は毎日、体重や起きた時間を記録したり、朝は筋トレをしたりしています。

でも、始めから習慣化した生活をしていたわけではなく、”あるとき”まで真逆の生活をしていました。大学時代、フリーランスとして働き始めたときは、夜中3時までプログラムして8時9時に起きるような生活でした。

秋好さん:
その後、起業し5年目くらいのとき、社員が30人を超えてきて、一人ひとりの顔が見えなくなったんです。誰も辞めなかった会社なのにメンバーが辞めていって、上手くいっていた事業の売り上げが悪くなっていきました。まさに”死の谷”でしたね。

このとき習慣にしたのが、「ふり返り」でした。ビジネスから、自分自身の身体に目が向いていったんです。

同じ1時間をだらしなく過ごすか、身体で経営するかー。自分のパフォーマンスが1%でも上がったら、100じゃなくて101の結果を出せるようにかもしれないな、と思ったんです。

がむしゃらに動いた”死の谷”を超えて、たくさんのライフハックが生まれました。

集中すべきことに集中するために、習慣化せよ。

秋好さん:
なんで習慣にするのがいいのか?っていうと、本来集中すべきことに時間を使えるからなんですね。

日々の生活のなかには、意思決定がたくさんあります。どの電車に乗ろうとか、朝ごはんは何を食べようとか。そこをハックをすると、悩むことが減ります。例えば、僕は朝食はプロテイン、昼食はサラダ、夜は一次会までの会食と決めているので、ご飯に悩むことはありません。

自分のなかの習慣があると、本来集中すべき一つのことに、グッと長い時間フォーカスできます。1つのことに3倍時間を使えた方がいいですよね。

やるべきこと×ストレス「潜在的注力領域」に目を向ける。

秋好さん:
仕事には、3種類あります。ひとつは、自分にしかできない、自分がやるべき仕事。 ふたつめは、自分がやるのがいいけど、ほかの人でもできる仕事。三つめは、自分がやるべきでない仕事です。

ひとつめの「自分がやるべき仕事」にどれだけフォーカスできるかで、人生は変わります。ふたつめの仕事に時間を費やしがちだけれど、1を80%にしたら、見える景色が180度違って見えるんです。まずは、自分にしかできないやるべき仕事をリストアップしてみてください。

秋好さん:
やるべきこと/やらなくていいことに加えて、ストレス/ストレスフリーの軸でも、仕事を見てください。その2軸によって、やるべきこと×ストレスフリーの部分「顕在的注力領域」だけでなく、やるべきこと×ストレスの部分「潜在的注力領域」を明らかにするのも大切です。

実際、起業したての頃、僕はエンジニアだったのでプロダクトをつくりたかったんです。でも、ストレスはあるけれど資金調達をやるべきだったので、そちらに注力し、成功しました。ストレスがあるけれども、やるべきだったことをやりきった結果ですね。

やるべきこと×ストレスにある「潜在的注力領域」こそ、真の自分がやるべきことです。

会いたい人に会うために、自分が一次情報になれ。

秋好さん:
仕事に関するハックで言うと、情報源として一次情報に勝るものはありません。その情報を一番知っている、その道の最先端の人に話を聞くんです。

実際、予防医学研究者の石川善樹さんに、G1と言うイベントで話をさせていただいたことがあります。彼から聞く最先端の情報は本100冊以上に相当しました。

一次情報に出会うために、自分が一次情報になるんです。それは、たとえニッチな情報でも構いません。

会いたい人や行きたい場所もリストアップしておくと、潜在意識に刷り込まれるので、本当に会えるようになりますよ。最近、僕は経営者以外にも積極的に会うようにしています。

モヤモヤが減る!?書くことのススメ

秋好さん:
欠かさずにやっている習慣は、やっぱり「振り返り」ですね。平日は毎日やっています。書いて忘れると言うか、忘れるために書きますね。

書き始めて、モヤモヤすることが減りました。文字にすると記憶がそこにいくので、頭のなかで出てこないんです。プライベート・ライティングで、本音を書きまくるのがおすすめです。僕のノートは、絶対誰にも見せられないです。(笑)

本当にやりたくないことは、「やりたくないノート」にまとめておくのもオススメです。やりたいことをやろうとしても、やりたくないことをストックしちゃうんですね。

僕個人のビジョンが「美しく生きる」なんです。見た目だけではなく、生き様や食べるものも美しくありたいんですね。

それを達成する上で、「これだけはやりたくない!」ってことも書いています。書いておくと、明確に避けて通れるようになりました。

迷路で行き止まりに行っても、すぐ戻って進む力をつけろ。

秋好さん:
あらゆる結果の法的式は、『個人のCPU×価値観OS×打席数』ですね。

人として、結果の差が100倍違う人に会ったことはたくさんありますが、能力の差に100倍違う人に会ったことはありません。

個人の能力にそんなに大きな差はないので、自分の価値観をアップデートし続けることや、経験を積むことが、結果の差につがなっていきます。

ビジネスを迷路で例えると、近道があるかどうかはわかりません。でも、早く前に倒れることはできますよね。右左に迷ったり、ショートカットを探すよりも、早く行き止まりに行って、すぐ戻って前に進むことを意識しています。

打席に立ったら、当たる!と思うことも大切です。迷路で行ったら、行ける!と信じることですね。

ライフハックとは”自分の最適化”である。

秋好さん:
最近は「ワーク・ライフ・バランス」と言いますが、「働く」も「生きる」も、結局は一つのカラダがしていることなんです。

そのカラダを最適化することが、筋トレなどのライフハックですね。もともとは「ワーク」も「ライフ」も一つでしたが、それが切り離されている時代があって、また一つに戻ってきています。ライフハックで自分自身を最適化した人が、ビジネスでも活躍している人が多い印象を受けます。

秋好さん:
それから、「そもそも働くって何かな?」と、働くことの定義を考えてみることも大事なんです。

僕の場合、「自分らしさが社会と繋がった瞬間」が働くことの定義です。大学生のフリーランス時代が原体験になっています。

自分らしさが価値になって、それがお金になったり、話を聞いてもらう瞬間に幸せを感じるんです。皆さんそれぞれに働く定義があると思うので、ぜひ一度考えてみてください。

自分らしく、習慣にする。

秋好さん:
『ハック』や『集中』と言うと、鉄人のように見られるんですが、できないときもあります。(笑)

もし習慣が崩れても、100点満点の減点主義じゃなくて、「まぁ次やればいいや」と思っていますね。ただ、できなかったことはノートに書いて、ふり返っています。

習慣も、自分らしく、やりたいことをやればいいと思います。早起きするために生きているんじゃなくて、幸せに生きるために早起きしているので。

何か新しい習慣を取り入れるときは、必ず1個に絞って、1週間のスパンで始めています。何でそれをやりたいのか、本気で考えますね。

多少キツいことをやるので、自分のテンションが上がるものを買うのもオススメです。朝早起きしたいときは、いい目覚まし時計を買ったり、筋トレを始めるときはかっこいいウェアを買ったりするんです。

ぜひ皆さんも、自分らしく、何か1つを習慣にしてみてください。きっと、今までとは違った景色が見えてきますよ。

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〈文=とにー(鳥井美沙)(@tony1021_) 写真=矢野拓実(https://takumiyano.com)〉

 

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