日々、さまざまな企業の課題や設計などに向き合う『企業の10倍成長支援のアドバイザー』である菅原健一さん。

そんなプロの目に、早起きコミュニティ・『朝渋』はどう映っているのか。

『朝渋』に加え、企業や個人が10倍成長をするために大切なことを聞いてきました。

<ライター:ゆぴ(17)>

『企業の10倍成長支援のアドバイザー』とは? 多くの企業が抱えている「目的の欠損」


【5時こーじ】1992年生まれ。ライフワークとして、新卒2年目から朝活コミュニティ「朝渋」を立ち上げ、現在、年間参加者5000名を越える著者イベントを開催、200名のコミュニティを運営している。2018年8月、ライフワークだった朝渋に本格的にコミット。日本の「朝」を変える。


【菅原 健一(すがけん)】株式会社Moonshot 代表取締役 CEO。株式会社スマートニュース、株式会社Supershipなどを経て、独立。これまでのBtoC、BtoB、大企業、スタートアップ、女性向け、男性向け、サービス、メーカーなど、あらゆる企業のコンサル、アドバイザーの経験を活かし企業の10倍成長を支援するアドバイザー業を営む。

5時こーじ:
まず、菅原 健一(すがけん)さんは『企業の10倍成長支援のアドバイザー』とのことですが、一体どんな職業なんですか?

すがけんさん:
端的に言えば、企業に対して「非連続の成長の設計」をする仕事です。10倍成長の指標と言うのは、「売上」・「利益」・「時価総額」の3つあって、どこを伸ばしたいのか、企業と相談しながらアドバイスをしていきます。

5時こーじ:
なるほど、その「アドバイザー」と言うのは、いわゆる「コンサル」とは違うんですか?

すがけんさん:
少し違いますね。医者に例えて説明します。医者というのは、「診察をして処方箋を書いて治療をする」というのが仕事じゃないですか。

そして、ビジネスで言うと広告代理店は、売り物が売れないお客さんに向けて、「診察」と「処方箋」部分を担って、広告メニューを提案します。そして、「治療」としてメディアが「広告」を出すわけです。

でも、現状、世の中のコンサルは「治療」をメインで行なってしまっているんですよ。

5時こーじ:
えっ、でも実際に悩みが解決できるならいいんじゃないんですか?

すがけんさん:
そう思うかもしれませんが、例えば、風邪薬しか持っていなかったら、誰の顔を見ても「あなたは風邪ですね」としか言えないですよね? 現状、悩みを正しく解決するはずの「診察」が「風邪薬を売るための診察」になってしまっているんです。

そうやって「治療」をビジネスになると、企業の成長は著しく損なわれてしまうんですよ。

5時こーじ:
なるほど、そうすると正しい診察ができていない企業が多いんですね。

すがけんさん:
本当に企業が成長するには、目指すべき姿や改善ポイントを見つけなくちゃいけないのに、それだけを真面目にやる人がいないんです。

だから、僕は「診察と処方箋だけを書く」医者になろうと思いました。処方はするけど、風邪薬は僕からはあげません。

現在、多くの企業の問題として、「目的じゃなくて目標」を管理していることがあげられるんですけど。

5時こーじ:
どういうことですか?

すがけんさん:
「売上」と「利益」というのはしっかり管理されているのに、自分たちの会社がどうなっていきたいか、というのが具体的に管理されていないんですよ。

例えば、上司がいきなり「1億円を目指そう!」と言いだしたら、部下が「じゃあどんな手段を使ってもいいんですか? 何をしてもいいんですか?」ってなっちゃいますよね。目的こそが重要なのに、目標に甘んじて気付けば全然違うことをやっているわけです。

5時こーじ:
なるほど。そもそも「なんのために1億円を目指すのか」と言うビジョンが曖昧なんですね。

すがけんさん:
会社は「お金」と「人」と「もの」の管理をしなくちゃいけません。雇われた人は正しく活動してるのか、その人たちの生み出したものが、しっかり次のお金を生み出しているかを見なければいけない。

この3つの資源をどう管理するか、どう道筋を決めるか。そこをちゃんとしないと、むやみやたらな成長になっちゃうんです。

5時こーじ:
その再設定をすがけんさんが中に入ってやっているわけですね。

『朝渋』のユーザーは、「自分の変化」に対して経営者視点で投資ができる

5時こーじ:
それらを踏まえて、早起きコミュニティ『朝渋』についてはどう思いますか?

僕も戦略的にやってきているわけではなく、ただ「早起きが得意」と言うような理由で運営しているので、プロの意見が聞いてみたいです!

すがけんさん:
『朝渋』は、かなり期待できるサービスだと思っています。

僕は、ビジネスで見ても、サービスで見ても、「価値」を重視しているんですけど、その価値というのはつまり、「相手の変化量」の大きさなんですね。そのプロダクトを利用することで、相手がどんなふうに変化しているのか、ということがとても重要なんです。

その視点で見ると、『朝渋』のユーザーってすごく変化量が大きいんですよ。夜のダラダラタイムの3時間が朝のシャッキリタイムにスライドしているから、それまで何の生産性もなかった3時間が生産性の塊みたいな3時間になっています。

5時こーじ:
物理的には同じ時間でも、時間帯をズラしただけで…!

すがけんさん:
人は24時間しかないから、今あるものを削らない限りやりたいことができないじゃないですか。それなのに、削らないまま何かをしようとするから、みんなパニックになっているんですよね(笑)。

でも、『朝渋』のユーザーは、何かをやれる時間が、他の人よりも3時間多くあるわけですよ。

5時こーじ:
なるほど。

すがけんさん:
そんな彼らの大きなメリットは、「自分の変化」に対して、経営者的な視点で投資ができるようになることなんです。

お金的な視点も加えると、通常週に5000円の飲み会を2回やっていたら、週に4万円かかっているわけじゃないですか。それが早起きをすると、毎朝の3時間×30日で、月に90時間と4万円を得ることになります。

「お金と自分の時間」を自由に管理できるようになる、というのはすごく大きいですよね。

5時こーじ:
改めて言われると新発見ですね(笑)。

すがけんさん:
これは大きいですよ。今まで惰性で誰かに引っ張られて生きてきた人が、会社のように自分自身を経営できるようになるんですからね!!

あと、「早起き」って言うのは不思議なことに9割くらいの人間が「とりあえずやりたい」と思うものなんですけど、「とりあえず」起きるのと、このメリットを知ってから起きるのとでは、また意識も全然変わってくると思いますよ。

5時こーじ:
「なんで早起きしたいの?」に対して理由を持つ。先ほどの「目的と目標」の話と同じですね。

すがけんさん:
自分がその90時間と4万円を使ってどうなりたいのか、活動計画書を作れば僕がやっている仕事とまったく同じことになります(笑)。

ビジネスマンとして手に職をつけるには10000時間が必要だと言われているんですけど、それで考えると、『朝渋』のユーザーは毎月90時間分早く成長ができるんですよ。

5時こーじ:
そう考えるとすごい。3時間ってかなり大きいですよね。

すがけんさん:
起きている時間の20%を経営できるんです。会社に勤めながらもできますからね!

『朝渋』を10倍成長させていくためには、「価値」を10倍に高めるべき

5時こーじ:
そんな『朝渋』を今後10倍成長させていくにはどうしたらいいんですかね?

すがけんさん:
『朝渋』に関しては、「売上」や「利益」よりも、「価値」を10倍にしたほうがいいですね。やり方は2つあって、

・対象人数を増やす
・1人の人の価値を10倍にする

のどちらかです。僕の主観としては、現時点ではまだ「1人の人の価値を10倍にする」のフェーズだと思うんですよね。「朝早く起きられる」と言うのは、まだ「資源」を手にした段階に過ぎないんですよ。活動計画書を書いたわけでも、成長の道筋を書いたわけでもない。

5時こーじ:
確かに、「早起きができる」ということしかまだ確約されていないかもしれませんね。

すがけんさん:
それを、「資源を使って成長できますよ」というところまで確約できると強いですよね。

パソコンで例えてみると、普通のメーカーは「正しく動作します」しか約束してくれないけど、Appleは「あなたが使えます」を確約してくれるんです。Apple Watchならば、「泳いでも使える」「山を登っても使える」と言うように、提供価値が相手に寄ってるんですよね。

だから、朝渋も、「起きた先に何があるのか」を約束してあげると良いですね。

5時こーじ:
なるほど。「早起き」は目的ではなく手段であることを伝えていくべきなんですね。

すがけんさん:
そう。そして、早起きをすることで生まれる有耶無耶な90時間の使い方を明確にしてあげるだけで、人は成長に向かい、「価値化」していきます。早起きをして時間を手にしたところで、いい時間の使い方というのは最初はわかりませんからね。 

「成長した〜い!」と言っても、原資がなければ成長できないじゃないですか。資源を明確にしないと人は変化できないんです。

なので、そこを明確にしてあげてください。

個人が10倍成長するのに必要なのは、アウトプット性能の向上

5時こーじ:
なるほど。最後に、運営側がやるべきことはわかったんですけど、そのなかで個人がさらに10倍に成長していくために各々ができることはありますか?

すがけんさん:
僕は、個人の成長と言うのは

・アウトプット性能が10倍になること
・インプットからのアウトプット性能が10倍になること

だと思っているんですよね。

例えば、イベントでも「早く呟いて!」って言い続けないとみんな呟かないんですよ。何故か、コップから水が溢れそうになるまでみんな溜めてしまうんですけど、1ミリだけ溜まった段階でアウトプットして全然いいんですよね!

5時こーじ:
まだ完全に自分の血肉になる前でもアウトプットしちゃっていいんですね。

すがけんさん:
むしろ、アウトプットすることで血肉になるんです。僕は、本なんかも1章しか読んでいないけど誰かに勧めますもん(笑)。10冊読んで何もアウトプットしないよりも、1冊読んでアウトプットしたほうがずっといいです。アウトプット前提でインプットをしなきゃ人は成長しないんですよ。

それでいくと、『朝渋』には本の著者を招いてお話をする「著者イベント」が毎月数回あるじゃないですか。そこでは、参加している人たちが、猛烈なスピードでインプットとアウトプットを繰り返していますよね。

資源不足な人が多いなかで、成長のためのベースとなる資源を得られて、成長のためのインプットとアウトプットを惜しみなくすることができる。

そんな、個人が最速で「成長」できるのが『朝渋』という場所なんじゃないですか?

「時間が増える」「やりたいことができる」そんな数ある「早起き」のメリットのなかに、「自分自身を経営する」という新しい価値を提示してくれたすがけんさん。

今回の対談を経て、運営側も『朝渋』を単なる「早起きができるコミュニティ」ではなく、「普通の人よりも90時間分早く成長できるコミュニティ」として再定義することで、より一層「日本の朝を変える」ミッションに向けて邁進していこうという思いが高まりました。

サービスは、運営だけではなく、ユーザーがあって初めて成り立つもの。もしあなたが経営・運営サイドにいるのであれば、「目標ではなくしっかりとした目的があるか」「自分のサービスはユーザーに『価値』提供ができているのか」一度胸に手を当てて考えてみてください。

〈取材・文・撮影=ゆぴ(17)(@milkprincess17i)〉

 

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